明晰夢 自覚夢 全能夢 ドリームコントロール 夢見術

夢を見ながら成功する
夢見の不思議な本

「驚異の夢見術」

川島陽二郎 著 ロングセラーズ 850円

潜在意識のもっとも深いところに直結する夢。
潜在意識の活用が願望実現の有力な手段なら
そのもっとも深いところに位置し、
かつ無意識が表面化するという夢の活用は
その最強手段ともいえる。
夢の意味ではなく、
ここでは夢をいかに活用するか、
さらには夢の中で意識を持ってそれをコントロールするか、
余すことなく記したガイドブック。
意識された夢は「全能夢」としてあなたをあらゆる意味での成功へと導く……
意識された夢は「明晰夢」といわれ、心理学では最近までこのような夢が
存在することすら知られていなかった。
その意味でも明晰夢とその活用についてわかりやすく書かれた貴重な本といえる。

この本は臨死については特別深く言及していませんが、
臨死とはどういうものかがおぼろげながらわかるような気がいたします。

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この本の出だしは以下の文章で始まります。


「胎児は長い夢を見ているのだという。
胎児は10億年の歴史を夢に見ているのだという。
ある人はそんなことをいう。
その夢は、この地球上に生命が誕生してから、この世に産声をあげるまでの途方
もなく長いものなのだという。

……(中略)……

帝王切開でこの世に生まれようとする生命がある。
母親のおなかにメスが入れられようとすると、胎児はそこにある種の異常を感じる
らしく、メスの入れられる側から遠ざかるように、その反対側へと、自分の身を
守ろうとしてうずくまるように身を寄せるのだという。
私にはそれはいじらしく思える。
これをただの本能的なものへと還元してしまうことを私は許さない。
これは胎児の知恵なのである。
この世の光を見ることもなく掻爬(そうは)されてしまう陽炎(かげろう)のよう
な胎児たちは、そのときいったいなにを思うのだろうか?
            ー「驚異の夢見術」川嶋陽二郎:著 ロングセラーズ より

私が飼っていた死んだ猫がでてきた不思議な夢はここに。
下記はおまけ。メルマガ「小生は漱石である!」にでてくる臨死体験の話。
小生は漱石である  第33回

主な登場人物
■漱石・・・オスの三毛猫。本編の主人公。
  年齢不詳。4才くらいか。
■青井泉水(せんすい)・・・漱石の飼い主(のつもりでいる。
 漱石にいわせると一緒に暮らしている友達。敬意を表して漱石は
 ご主人と呼ぶこともある)年齢35才。恋愛小説家。
青井洋子・・・泉水の奥方。美人だぞお。
青井桜・・・小学2年生。漱石は命の恩人。
ツンパ(欄丸)・・・ラブラドール犬。
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漱石を呼ぶ声

……なんてきれいなところなんだろう。
一面に咲く菜の花は今までに見たこともない。
澄んだ青空ってあんな色のことだろうか。
見たことがないな、あんなにきれいな空は。
やっぱり都会の空は汚れてしまっているんだな。
小生は精一杯背伸びをしてみた。
空気がこれほど胸の中にしみわたるなんて考えたことがなかったな。
味わったことがない空気の味がするんだ。
五臓六腑にしみわたる空気といえばよいのかな。

ここには幸福を感じるすべての波動が存在していた。
静謐な至福に満たされていた。

花に埋もれて、小生は眠った。

……漱石、目を覚ましなさい。

は、と小生は思った。
今、確かに声がした。小生の眠りを妨げるかのように、その声はした。

さあ、目を覚ますのよ。

あの声は……。

目を開けると、直ぐ目の前に、きれいな女性の猫がいた。

ママ。

小生の口からそんなことばが漏れていた。
小生は自分の母親の事を覚えてはいない。物心付く前に、小生は捨てられたのだ。
まだオッパイを飲んでいる頃、小生は捨てられた。
そのとき泉水殿に拾われたのだ。
母親のことは何も覚えてはいない。
しかし、その猫を見たとき、小生はすぐにそれが自分の母親だと分かった。

あなたはこんなところにいては駄目なのよ。
まだまだここへ来てはいけないわ。寝てしまっては駄目よ。
さあ、戻って行きなさい。

それだけをいうとママはカメラが引くようにあっという間に小さくなってしまった。

あ、ママ、待って、待ってよ!

ママに会っていたいよ、もっと一緒にいたいよおー。
お母さんの胸の中で寝ていたいよお。

小生は懸命に駈けていった。
しかし、追いつくことはなかった。

……気が付くと小生は高い階段を上っていた。
もうすぐ雲の上に出る。
そこにママがいるんだ。
小生はそう考えていた。

「戻りなさい、漱石」

雲の隙間からお母さんが覗いた。

「あの声を聞きなさい」

そのとき、小生の耳に何かが聞こえてきた。

漱石! 目を覚ませ! 覚ますんだ! 戻ってこーい!

あ、あの声は。

小生は階段の下の方を振り向いた。
遙かに下は見えない。
階段が延々と無限に続いていた。

漱石! お前はこんな事で死ぬような奴じゃない! 戻れ、戻るんだ!

それはとても懐かしい人の声だった。
いつも小生を抱いてくれた人の声。
けっして忘れない声。

あの人にもう一度会いたい。

小生は振り返ると、一歩階段を下りた。
そしてもう一歩足を踏み降ろした。

小生はそのまま階段を下り続けた。
振り返ってはいけない。
振り返れば今度こそ、自分はあの世界へ引き込まれて行くに違いない。
そのとき、初めて小生は、母親が死んだことを悟ったのだった。

視界が次第に暗くなって行き……
自分の体が意識の中に入ってきた。
そして何か別の体のようなものが、自分のその肉体の中に入るのが微かに感じられた。

ああーん、漱石が死んじゃうよう。

桜ちゃんの泣く声が聞こえた。

小生は目を開けた。

「漱石! 生き返ったか、生き返ったんだな!」
「もう大丈夫ね」
洋子さんの声だ。
「もう大丈夫ですね、峠は越しましたよ。それにしても凄い猫だ、先生のところの猫は」
時々来る獣医さんの声だ。

「ニャア」(泉水殿、痛いよお、そんなに強く体をゆすらんでくれんか)

                      続く

「臨死体験」
死の間際に階段を上る夢は古くは聖書の有名なヤコブの階段を登る夢など、たくさん
報告されています。形を変えるとこれは三途の川を渡る夢と同じものを含んでいます。
臨死から生き返ったという人たちの中には、階段を上り始め、ある時自分を呼ぶ声が
したので振り返って階段を下り始めたら、生き返ったという体験を持つ人がいます。
そんなときは非常に危険なときで、死んでもおかしくない状況が生じています。
危険なとき、患者の耳元で懸命に呼びかけると、その声に反応して戻ってくる場合があり、
そのような経験を持つ人も存在しています。
臨死についてはここでは深く言及はできませんが、いずれ「知的雑学のすすめ」でも
取り上げてみたいと思っています。
臨死体験は脳の側頭葉で反応が起きており、ここを刺激すると臨死体験と同じ幻覚を
生じさせることができます。しかし、だから臨死体験がすべて幻覚だとはいえないわけで、
進化論の立場からはこの側頭葉になぜこのような臨死を経験をする部位が残されているの
かは、説明がうまくできません。
人も当然あの世との接点は必要なわけで、側頭葉はそのための媒介となっている
可能性はあります。